「想像」とは、頭の中だけで考えること。

「空想」とは、現実にはあり得ないことや、現実と関係ないことを思いめぐらすこと。

「妄想」とは、病的に抱く誤った判断や確信のこと。

妄想にはいくつか意味があり、全く何の根拠もないにも関わらず、考えたことが「まるで現実に起こっている」または「起こる」という事を確信していて、その考えに囚われて抜け出せなくなっている状況のこと。
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沢山の個性的な酒場が並ぶ高円寺は今や"日本のインド"と言うカレーマニアがいるほどの東京有数のカレー激戦区。

大阪玉川で行われる「カレー事情聴取」にも出展され、関西のカレー好きにも有名なスパイスカレーのお店といえば、
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『妄想インドカレーネグラ』

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2016年9月に高円寺エトアール通りに移転し、再オープンしたんです。

店内に入るとインドをはじめ、様々なエスニックなアイテムの数々。まさにカオスな雰囲気。

キラキラに光る中で、特に苦虫ツヨシ氏のサイババ風な絵が非常にインパクト大!
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厨房では男女2人の店員さんが切り盛りされています。

国内で食べた南インドカレーがきっかけでカレーにハマったという店主の大澤さんは元々はイタリアンのシェフだった方。

もちろんインドには行ったことがなく、妄想で作られるカレーは独創性豊かであり、このカレー激戦区の中でも非常に話題なんです。

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「伝統的なインドカレーではなく、自分たちが楽しみながら作る想像上のインドカレーを作りたい」という店主さん。

型にとらわれず、自由だからこそ生まれるカレーのレパートリーも非常に豊富なんです。

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夜は酒場となっているのも高円寺らしい。
しかも、インドっぽいドリンクも妄想?的な個性が光っています。

ちなみに「しびれるチャイ」とはネパール山椒が入ったチャイなんだとか。まるで四川チャイみたいで面白い。(笑)

◎スパイス金宮
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この日頂いたのがこちらのスパイスの効いた焼酎。焼酎には、甲類焼酎と乙類焼酎(本格焼酎)がありますが、甲類焼酎の中でも人気の銘柄が、亀甲宮(キッコーミヤ)、通称キンミヤ焼酎なんです。

そのキンミヤ焼酎に洋梨とバーズアイというジンバブエの唐辛子を合わせたスパイシーな一杯が染み渡るように美味しい。
*バーズアイ(bird's eye)とは、ジンバブエの唐辛子。「唐辛子の母」といわれ、プリッキーヌよりも格段に辛い。
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*2017年2月の内容になります。
この日は「ちりめん小松菜サグ」と「シラスとひら茸のカレー」の2種盛りを注文。ターメリックライスの上にはキャロットラペや野菜の副菜が彩り豊かなワンプレートに仕上がっています。

◎シラスとひら茸のカレー
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「シラス」や「ちりめん」という日本の和の食材がカレーに合わさっていて面白い。

様々な国の食材や料理をカレーに取り入れてしまうのがネグラ流。今回は、

日本とインドがコラボした唯一無二のカレが妄想から生まれたようです。(笑)

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シラスやひら茸から溢れ出す出汁の旨味や食感。旬の野菜が持つ風味やコク深さ。繊細なスパイスで食材の味わいがよく引き出されています。
旨いいいい!( ^ω^ )

◎ちりめん小松菜サグ
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またまた面白い組み合わせ!
ほうれん草の苦味と、ちりめんの塩味が妙に合っています。

南インドの定食であるミールスやスリランカカレーみたいに副菜と一緒にグチャグチャに混ぜ合わせて食べると新たな味わい。しかも軽いので酒場カレーとしては嬉しくなります。
旨いいいい!( ^ω^ )

素材の味を活かせるようにスパイスを最小限に抑え、季節や天候によっても調整して作るというこだわりようも、また素晴らしい。
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妄想されて生まれた世界でここしか出会えない雰囲気やカレー。

店主さんの優しい人柄から滲み出る居心地の良さも非常に良い感じなんです。

次回もどんな"妄想"に出会えるか楽しみ。こんなカレー酒場が近くにあったら、ずっと通ってしまいそうと思います。

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